「子どもと安心して暮らせる家を買う」という目標を前に立ちはだかる最大の壁、それが住宅ローン審査です。シングルマザーである私にとって、「ちゃんとローンが組めるのだろうか」という不安は尽きません。
明後日の不動産担当者との初相談に向けて、私が事前に徹底的に調べ、不安の元を解消しようとしたポイントをまとめます。
1. 「不利」の要因を知る:シングルマザーの現実
私の場合、離婚の経緯から貯金がほとんどゼロからのスタートになったことが、審査において最も大きな不安要素です。夫に私と子どもの貯金を使い込まれたため、現在は母が預かってくれていた結婚前の僅かな貯金しかありません。(現在進行形で貯めている貯金は生活予備費として保管)
- 年齢と完済時の年齢: 審査では、借入時ではなく、ローンを完済する時の年齢が重視されます。定年(60歳~65歳)までに完済できる現実的な計画があるかどうか、厳しく見られると覚悟しています。
- 収入の安定性: 多くの銀行は正社員で勤続3年以上を求める傾向があります。私のように会計年度任用職員(契約社員)という立場の場合、行政職ではあるものの、審査で不利になる可能性が高いでしょう。
- 頭金の少なさ: 貯金を使い込まれたため、用意できる頭金が少ないこと。ローン割合が高くなるため、審査ではより安定した収入を求められます。
2. ローン審査で重視される「3つのポイント」
審査で不利な条件を覆すために、銀行が最も重視するポイントを調べ、自分の状況と照らし合わせました。
① 勤続年数と収入の安定性
- 調べたこと: 最低3年の勤続年数をクリアしているか、そして私の「契約社員」という立場で融資実績のある金融機関があるか。
- 私の準備: 勤続年数はクリアしていますが、銀行からの信頼を得るために、「公的機関で働いていることの安定性」を強くアピールできるよう準備しました。
② 信用情報(夫の借金の影響)
- 調べたこと: 離婚前に夫が作った借金や、共有財産に関わるローンの履歴が、私の信用情報に影響を与えていないか。
- 私の準備: 私名義の借金ではないことを証明できるよう状況を整理し、自分の信用情報には問題がない状態を維持することが最優先だと確認。家を建てる時、夫が住宅ローンを組めなかったため私が連帯保証人になり、現在もそのままになっているのが心配(離婚時に二人で銀行に交渉に行ったが外せないとのこと)。
③ 団体信用生命保険(団信)の加入
- 調べたこと: 健康状態に不安がある場合、ローンは組めるのか。(今年の検診では異常なしだったが年齢的にどうか)
- 私の準備: 万が一団信に加入できなくても、金利が上乗せされるワイド団信や、団信の加入が任意または柔軟なフラット35など、選択肢があることを確認しました。
3. 不動産担当者に聞くべき「具体的質問リスト」
明後日の相談で時間を無駄にしないよう、私の状況に特化して聞くべきことをリストアップしました。
- 「会計年度任用職員」でも審査が通りやすい銀行はありますか?
- 私の現在の年収で借り入れ可能な上限額はいくらですか?
- 審査のために、直近で準備すべき書類(源泉徴収票など)は何ですか?
- 現在の私の年齢だと、最長の借入期間は何年に設定するのが現実的ですか?
- 養育費の金額は、審査に有利に働きますか?(※安定収入と見なされるか確認、残り8~12年)
- 母子父子寡婦福祉資金制度は利用できますか?(※資金計画全体の相談として)
- 中古住宅やリフォーム一体型ローンなど、シングルマザーに合ったローンを提案してもらえますか?
まとめ:不安は情報収集で乗り越える
「住宅ローン」の壁は大きいですが、漠然とした不安を「情報」に変えることで、具体的な行動(スキルアップや貯金)の計画が立てられます。
明後日の初相談で得られたリアルな情報を、また皆さんにご報告しますね!


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